霜降り明星にMCは早すぎたか…27歳の「浜田雅功」もスタジオで苦言を呈されていた

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 3月末で終了するTBSの音感・音楽バラエティ「オトラクション」(火曜午後)の後番組が、動物園などの飼育担当者たちにスポットを当てる内容になることが決まった。MCの霜降り明星の2人と西川貴教(51)は降板。後任MCはサンドウィッチマンが務める見通し(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)。

終了の責任はどこにある?

 どんな番組も成功するとMCが脚光を浴び、失敗すればMCが矢面に立たされる。

 昨年4月に始まった「オトラクション」も霜降り明星の粗品(29)とせいや(29)を戦犯扱いする向きがある。

 西川貴教もMCだが、音感面と音楽面の監修者的な存在であり、番組の盛り上げ役はあくまで霜降り明星の2人と目されていたからだ。

 霜降り明星へのネット上の声を見ると、「2人はつまらない」などと手厳しい。もっとも、番組終了は本当に2人の責任だろうか。

 まず終了自体はやむを得ないだろう。視聴率が悪過ぎた。

 結果的に最後の放送となった12月12日(日)午後2時からの2時間スペシャルは世帯視聴率が2.6%(個人1.5%)。民放の同時間帯の番組の中で最下位だ。通常編成でも世帯2~3%台が目立った。これではスポンサーが付かない。

誰がMCでも厳しかった

 けれど、この番組内容では誰がMCをやっても難しかったはず。

 例えば「ピッタシンガー」は芸能人の参加者が楽曲のサビを歌うコーナー。サビの最後の部分で演奏がミュートされるものの、なるべく原曲と同じタイミングで歌う。演奏がミュートされた部分を原曲とどれだけズレないで歌えるかを参加者同士で競った。

 このコーナーでも分かる通り、新しいバラエティだったのは間違いない。そこが評価されて、昨年8月には毎年シンガポールで開催されている国際テレビ番組見本市「コンテントアジア・アワーズ」のアジアオリジナルゲームショー部門で最優秀賞を受賞している。

 半面、根元的な問題があったように思う。既存のイントロ当てクイズなどと違い、観る側が一緒に答えを考えることなどが出来にくかったのだ。

「ピッタシンガー」は典型例。仲間たちと一緒に自分がやったら面白いのだろうが、観ているだけでは楽しみにくかった。

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