公の場に最後に現れたのは12年前…「池田大作」創価学会名誉会長の平和提言を今さら載せる新聞社の見識

国内 社会

  • ブックマーク

大阪事件

 1月24日の聖教新聞は「あす『大阪事件』無罪判決60年 師弟の魂輝く人権闘争の源流」という社説を掲載した。

《1957年、事実無根の公職選挙法違反容疑で不当逮捕・起訴された池田先生。4年半に及ぶ法廷闘争の末、62年1月25日、正義は厳然と証明された。本年で60年。横暴極まる権力の弾圧に屈せず戦い抜いた、この「民衆勝利の日」の意義を改めて考えたい》

 要するに創価学会陣営が有権者を買収したとして、池田氏などが逮捕されたという事件なのだ。

 池田氏が無罪となったのは社説の通りだが、有罪となった学会員もいたことは附記しておこう。学会関係者が言う。

「学会にとっては自分たちの正当性を勝ち取ったという重要な日なのですが、聖教新聞でも扱いはそれほど大きくありません。池田名誉会長のコメントもありませんでした。そんな状況ですから、学会にとっては非常に重要な記念日である“1・25”を大きく取り上げることができないのです。にもかかわらず、提言だけは名誉会長を主語に新聞各紙が記事を報じています。これでは新聞社の見識が問われても仕方ありません」

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。