渡部建の復帰は佐々木希の「キャラ変」にかかっている? 「元ヤン」伝説は吉と出るか凶と出るか
イメチェンで飛躍する「元ヤン」女優たち 男運のなさも追い風になる不思議
「昔は悪かった」とまことしやかに囁かれる女優が、国民的人気を博すパターンは多い。「癒やし系」の缶コーヒーCMでブレークした飯島直子さんや、平成ドラマの「デキる女」キャラを総なめにしていた篠原涼子さん。「昼顔」で色気が大爆発していた吉瀬美智子さんなど。不良役やバカな役、すれっからしの役ではなく、ヤンキーイメージと真逆の役どころが転機になるといえるだろう。
他にも小泉今日子さんや高島礼子さんなどがいるが、不思議と離婚率の高さも共通している。それでも不幸なイメージより、「元ヤンで情が厚いから、変な男にも尽くしちゃうのね」と同情され、好感度につながる場合も多いように見受けられる。
今の佐々木さんは、この路線に乗りかけている。元ヤン疑惑が絶えず、当たり役のない美人タレント。そして、女癖の悪い男を支える苦労人だ。ママタレというほど庶民的ではなく、「Fit’s」のCMで踊っていたような、つかみどころのない人という印象で止まっている。昨年は笑点に出たり、かわいそうな妻というイメージから抜け出そうとしている姿勢も見えた。しかし慣れないバラエティーの場で笑顔を作る様子は、ますます健気で痛々しく映ったものだ。いっそ「元ヤン」伝説を逆手に取った鬼嫁役など、振り切ったキャラ変が求められているのではないだろうか。
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