渡部建の復帰は佐々木希の「キャラ変」にかかっている? 「元ヤン」伝説は吉と出るか凶と出るか
「さすが佐々木希は元ヤン、肝がすわっている――」。夫であるアンジャッシュ・渡部さんが活動を自粛してから約1年半。離婚もせずに復帰まで支えた佐々木さんのことを、可愛いだけでなく芯の強い人だと評価する声も上がっている。たびたび取り沙汰される「元ヤン」という都市伝説の信憑性を強めたようだ。
元ヤンという噂について、本人は決して認めたことはない。過去の出演番組やインタビューで「なんとなく家に帰りたくなかった」「ナメられたくなくて強めのメークにしていた」と言うにとどめている。デビュー当時の写真は、明るい髪色にキツめのアイメークで、ヤンキーというよりはギャルっぽい。元ヤンを自称していた木下優樹菜さんとも以前は親友と呼び合っていたが、タピオカ騒動後に夫の不倫も発覚し、最近では双方ともに名前を出さなくなっている。
お人形のような顔とスタイルでファッション誌の顔となり、同性人気も高かった佐々木さん。渡部さんに対するバッシングが根強いのは、佐々木さんのような女性を射止めたことも影響しているに違いない。
だからといって渡部さんが反省や低姿勢をアピールしても、評価は変わらないように思える。むしろ彼の持ち味を殺すといってもいい。顔と要領が良いグルメ王で、若くて超美人の妻を持つ男。そのいけ好かなさを、周りがイジることで笑いが生まれていた。けれども神妙な顔で大人しくされては成立しない。もちろんコンビでのコントやトークは面白いが、ツッコミ役の渡部さんに「お前が言うか」という目は注がれ続けることだろう。
八方塞がりの渡部さんを、唯一救えるのは佐々木さんなのではないか。器用さも食通も変えられない事実だが、妻はタレントとして変化し続ける余地がある。彼女が「ただの若い超美人」から脱却した時に、渡部さんへのツッコミも少し変化するはずだ。そう思うと、佐々木さんの「元ヤン」という都市伝説は、うまく活用した方がいい気がするのである。
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