春から「月曜から夜ふかし」は22時開始に 日テレがマツコの事務所に“お願い”のウラ

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「しゃべくり007」は延命

「『月曜から夜ふかし』の引っ越し先に選んだ月曜22時枠には『しゃべくり007』が放送されていますが、この番組は上田と有田哲平のくりぃむしちゅーがコンビで出演しているので、番組を終了させることはできません。そこで、『しゃべくり007』を21時枠に繰り上げ、現在放送中の『人生が変わる1分間の深イイ話』を終了させることになったのです」

 玉突き編成の結果、「深イイ話」の終了が決まったわけだ。

「もちろん、これだけでマツコが納得することはありません。所属事務所の協力は不可欠です。そもそも昨年秋に『おしゃれイズム』を打ち切ってしまったため上田のレギュラーが減っていた上に、もうひとつのレギュラーである『しゃべくり007』も低視聴率で改編の対象となっていました。そこで新番組『上田と女が吠える夜』で上田を再び起用し、『しゃべくり007』も終了させずに放送枠の引っ越しという延命策を提案したわけです。レギュラー番組の2減から免れたのですから、所属事務所も喜んでいるそうですよ」

 考えに考え抜いた戦略だ。

「さらに、『月曜から夜ふかし』が22時スタートになれば、この時間帯の視聴率は良くなるはずです。そうなれば自ずと、後番組の『news zero』の数字も上がる。同番組のキャスター・有働由美子もマツコと同じ事務所です。事務所としては帯番組の『news zero』は長く続けたいはずなので、視聴率を少しでも上げたいと考えているわけです。そうであれば、マツコも反対することはできないでしょう」

 かくして、春から日テレの月曜夜は、21時から『しゃべくり007』、22時から『月曜から夜ふかし』、23時から『news zero』となり、くりぃむしちゅー、マツコ、有働という同じ所属事務所のタレントの揃い踏みになる。

「これで数字が上向けば、テレビ朝日を突き離せるかも」

デイリー新潮編集部

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