巨人「中田翔」は清宮幸太郎とは対照的に20キロ増量 張本勲氏はどう見ているか

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 巨人の中田翔(32)は増量。日ハムの清宮幸太郎は減量(22)──。好対照な調整方法に、プロ野球ファンの関心が高まっているようだ。担当記者が言う。

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「巨人と同じ読売新聞グループの日本テレビやスポーツ報知の電子版は、中田の体重が『20キロ増えた』という記事を配信しています。それによると、昨シーズンの終盤に腰痛で苦しみ、体重が落ちてしまったそうです。日本テレビの記事には《「(体重は)増えたと言うより戻ったという感覚》という本人のコメントが掲載され、スポーツ報知の記事には、《茶わん4杯分の量にあたる大盛りのどんぶり飯で食トレ》という記述があります」

 デイリー新潮は1月18日、「清宮幸太郎“10キロ減量”を心配する声 打撃不振と体重は無関係でデメリットがある」との記事を配信した。

 この中で野球評論家の広澤克実氏は、《あくまでも理論上の話ですが、単純に体重(徐脂肪)が重ければ重いほど、バッティングの飛距離は伸びます》と解説している。

 中田は体重を増やした。今季こそ巨人の4番としてホームランを量産するのではないか、と期待するジャイアンツファンも多いかもしれない。

体重は無問題

 日本プロ野球史上最高記録となる通算3085安打だけでなく、通算504本のホームラン記録を誇る張本勲氏は、中田を高く評価していることでも知られる。

 毎年、キャンプを訪れて個人指導する姿は、スポーツニュースで報じられている。二人とも広島県出身という縁もあり、今は巨人の先輩・後輩という間柄でもある。

 さっそく体重報道について取材を依頼したが、「中田くんの不調と体重は関係ないんです」と張本氏は言う。

「昨シーズンはヤクルトの村上宗隆くん(22)と巨人の岡本和真くん(25)が共に39本でセ・リーグの本塁打王になりました。中田くんほどの素質があれば、40本でも50本でも打てるはずなんです。その才能が開花していないのは体重の問題ではなく、バッティングフォームに欠陥があるからです」

 中田のバッティングフォームのどこに問題があるのか。

「あの広いスタンスだけでもダメです。ピッチャーの球についていけません。プロのバッターが自分の理想とするフォームでヒットやホームランを打つことなど、全体の1割もありません。プロのピッチャーが打ち取ろうと必死でボールを投げてくるんですからね。フォームが崩されそうになるのを、どれだけ踏みとどまってヒットを打つか、ホームランを打つかが勝負なんです」

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