桂宮治の加入で「笑点」は視聴率急上昇 日テレ社内で数字以上に評価される理由
波瀾万丈の半生
週刊新潮の2月3日号には、「極貧でも糟糠の妻に支えられ…『笑点』デビュー『桂宮治』が語る“波瀾万丈”ウラ噺」というインタビュー記事が掲載された。
「笑点」のプロデューサーから「レギュラーメンバーになってほしいんだけど、どう?」と誘われた時は、「ドッキリですか?」と聞いたというエピソードも興味深いが、何よりタイトル通りの“波瀾万丈”の人生が面白い。
役者志望で300万円の借金があったのだが、化粧品販売のアルバイトを始めると大成功。一般のサラリーマンを超える年収を手にするが、ふとしたきっかけから桂枝雀(1939~1999)の落語に感銘を受け、噺家を目指すようになる──。
「明るく前向きなキャラが『笑点』にはフィットしたようです。先輩には臆しないけれど、気遣いもちゃんとしている。下積みの苦労も生きています。2021年に真打ちとなりましたが、披露興行の口上では、初日のゲストが笑福亭鶴瓶さん(70)で、他の日の口上には山田邦子さん(61)や立川談春さん(55)が駆け付けるという豪華な顔ぶれでした。諸先輩方に可愛がられているのがよく分かります。まさに人柄でしょう」
落語界からも「いい人選だった」と評判が良いという。