成田凌「逃亡医F」は賛否両論 リアリティを無視か、ひたすら娯楽性を追求か
1月期ドラマで最も評価が分かれる作品は日本テレビ「逃亡医F」(土曜午後10時)ではないか。リアリティを無視した怪作か、ひたすら娯楽性を追求した快作か。突っ込みどころが山ほどある半面、また見たくなる中毒性も持つ。摩訶不思議な作品である。
「逃亡医F」には第1話から度肝を抜かれた。SFでもホラーでもないのに、非現実の連続だったからだ。
殺人容疑者の濡れ衣を着せられた天才脳外科医・藤木圭介(成田凌、28)が、潜伏先の海洋観測船内で、ちぎれてしまう寸前だった沢井美香子(森七菜、20)の左腕を手術で再建させた。...