徳井義実不在のまま「深イイ話」も終了 日テレ大改編で“今田耕司もついでに”の不運

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前倒し撮影のメリット

「フジは月9の撮影の仕方も変えてきました。『ミステリと言う勿れ』は昨年2月に撮影が全て終了しているんです。そのおかげで、現在、オミクロン株が猛威を振るい、感染者が急増している中でも、フジだけは安心して放送できているというわけです」

 コロナ禍で各局のドラマ制作が中断するようになったのは、一昨年のことだ。

「以来、早め早めに余裕を持って撮影するようになってきていますが、放送の1年も前に撮影を終えるところまでは、なかなかできることではありません」

 確かにそうだろう。

「ただ、前倒しの撮影に別のメリットがあることもわかったんです。『ミステリと言う勿れ』では、主演の菅田将暉をはじめとする出演者たちが、放送前はもちろん放送期間中にも宣伝活動に力を入れることができる。おかげで視聴者の番組への関心も高まり、視聴率も取れる可能性が高まっています」

 これまで撮影中のドラマでも、出演者が情報番組などに出演して番組を宣伝することはあったが……。

「例えば、主演の菅田は、フジの情報番組などに出演するのはもちろんですが、新聞や週刊誌、テレビ雑誌のインタビューなど、紙媒体に非常に多く取り上げられていました。それは時間的な余裕がなければ対応できません。撮影が終了しているからこそできるのです。今後、“withコロナ時代”に突入すれば、より一層前倒しスケジュールのドラマ撮影がテレビ業界のトレンドになるかもしれません」

デイリー新潮編集部

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