徳井義実不在のまま「深イイ話」も終了 日テレ大改編で“今田耕司もついでに”の不運

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立ちはだかるフジの月9

「トーク力と話の振り方、回し方は抜群といっていい。しかし、彼も55歳ですからね、若年層には人気がないのです。つまり、不祥事を起こしたタレント、若者に人気のないタレントを一気に切ってしまおうというわけです。こうすることで、若者に人気のあるタレントをキャスティングした新番組を企画することが可能になります。もっとも、番組終了の直接の原因は低視聴率ですが……」

 紳助の立ち上げたバラエティもさすがに寿命だろうか。

「そうかもしれません。『深イイ話』の企画・演出を担当しているプロデューサーは、日テレの番組制作のトップ、局長待遇の役員です。そのため、視聴率は低迷していたものの、自分の番組にはなかなか手を付けられなかったんです」

「行列のできる法律相談所」(日テレ・日曜・21:00)も紳助の置き土産だが、これも同じプロデューサーの担当のようだ。

「人気番組も永遠に続くわけではありませんからね。『深イイ話』の低視聴率は、最近では目に余るほど悪さが目立つようになってきた。そこで昨年秋の人事異動で新たなメンバーで構成された新編成部が、番組終了を決めたということです」

 その低視聴率の原因こそ、裏番組の月9(フジテレビ)にあるという。

「フジはここ数年、看板枠の月9に力を入れてきました。放射線技師の活躍を描いた『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』はじめ、『監察医 朝顔』、刑事裁判官を描いた『イチケイのカラス』など、恋愛ドラマから距離を置き、重量感のあるドラマで人気を復活させています。それまでは『深イイ話』のほうが視聴率を獲得してきたのですが、最近ではほとんどフジに負けるようになってしまいました」

 今期の月9『ミステリと言う勿れ』も話題となっている。

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