30億円申告漏れの「相双リテック」 「除染成金」会長は「ヤクルト真中監督」のタニマチ

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高額な役員報酬

 福島ではいつ終わるともしれない除染作業が続けられている。2019年までに投じられた除染費用は約2兆9000億円。原資は我々の血税である。その血税を食い物にした「除染成金」がいる。震災後の12年1月に設立された土木工事会社「相双(そうそう)リテック」の塚本泰英(やすひで)会長だ。

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 大手ゼネコン「清水建設」が請け負った除染の「一次下請け」として業績を急拡大させた相双リテック。12年に約19億円だった売上高は、14年には約48億円、15年は約111億円、16年は約105億円と、とんでもない成長ぶりである。...

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