浜田元防衛相の「秘書」が企てた「コロナ給付金」不正受給 駐日コンゴ大使館ビルを舞台装置に
「正式な秘書契約はありません」
それでも、20年8月、社団法人の口座に給付金546万円が振り込まれ、そのうち460万円を小宮氏に渡した。ほかにも、小宮氏の知り合い二人の会社とも架空の賃貸借契約を結び、それぞれ315万円と300万円ほどを不正受給。その給付金は小宮氏と二人で山分けしていたという。
「紛れもなく、詐欺行為ですから、本当は手を貸すようなことはしたくなかった。しかし、身長190センチ近い小宮さんに威圧的な態度で脅され、当時は従うしかありませんでした」
さて、小宮氏に一連の疑惑について訊いたところ、浜田元防衛相とは「正式な秘書契約はありません」としたうえで、金の密輸、仮想通貨にかかわる口利き稼業、家賃支援給付金の不正受給のいずれも否定。
一方、浜田元防衛相も正式な秘書契約はないとしながら、名刺を使わせていたことについては答えず終いだった。
「週刊新潮」2022年2月3日号「MONEY」欄の有料版では、給付金不正受給をはじめとする不正行為を詳報する。
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