埼玉立てこもり事件 容疑者から「エアガンを買い取って」と頼まれた… 知人が明かす借金生活
「エアガンを2千円でいいから買ってくれないか」
埼玉県ふじみ野市の民家で、散弾銃を持った渡辺宏容疑者(66)が医師の鈴木純一さん(44)らを人質に立てこもり、医療関係者3人が殺傷された事件。渡辺容疑者を知る人物がその素顔を明かした――。
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今回の事件のきっかけは、渡辺容疑者が埼玉県ふじみ野市の自宅で介護していた母親(92)が病死したことだった。その後、担当医だった鈴木さんや治療スタッフを呼びつけた渡辺容疑者は凶行に及んだのだ。
渡辺容疑者は、20年ほど前まで東京・江戸川区の都営団地で、まだ元気だった実母と2~3歳くらいの子供と同居していた。...