難病を生き抜いた子供たちのいま 「骨髄性白血病」女性は起業、看護師として病院に戻った例も

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 難病の子供の最後の日々を充実させようと誕生した施設を描き、昨年、新潮ドキュメント賞を受賞した『こどもホスピスの奇跡』。そこに登場する子供の幾人かは病気を乗り越え、社会で働いている。闘病体験を光に変えて、強く温かく生きる彼女たちの感動の物語。【石井光太/作家】

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 現在、日本には“こどもホスピス”と呼ばれる施設が二つある。最初にできたのは、大阪府の「TSURUMIこどもホスピス」で、2016年のことだ。それから5年後の21年、神奈川県に「横浜こどもホスピス」が誕生した。...

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