「女の子に触ったら爆発しそうでした」 養老孟司先生が青春の悩みを語った発掘インタビュー
450万部を突破した『バカの壁』の著者、養老孟司さんの新著『ヒトの壁』は、こんな文章で始まる。
「人生を顧みて、時々思うことだが、私の人生は、はたして世間様のお役に立ったのだろうか。
徹底的に疑わしい。
医学を志したはずなのに、患者さんの苦痛を救い、命を救う努力は一切せず、解剖学という、もはや手の施しようもない、手遅れの患者さんしか診てこなかった。
趣味は昆虫採集、たかが虫ケラをいくら丁寧に調べてみたところで、世間のお役に立つはずがない。...