YouTuberデビュー「江川卓」が語る監督就任の可能性 「原さんと球団に失礼」

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 猫も杓子もYouTuberとなる時代。この“大物”も参戦である。元巨人の江川卓(66)が自身のYouTubeチャンネルを開設した。話題となるのは必至だが、それだけに聞いてみたい……「監督」は諦めた?

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 そのチャンネルは「江川卓のたかされ」という。球界に伝わる言葉「たかが野球、されど野球」から取ったもので、15日にアップされた回のゲストは、松坂大輔。のっけから「昭和の怪物」と「平成の怪物」の対談で話題を呼び、視聴者数は3日間で20万を記録。上々の滑り出しとなった。

「参入によって、野球の裾野が広がる。喜ばしいことだと思います」

 とは、自身のチャンネル登録者数約50万人と球界トップクラスを走る、元ロッテの里崎智也氏だ。

 江川は日本テレビで解説を務め、30年近くも同局の週末夜のスポーツ番組に出演してきたが、昨年末でそちらを降板。次なる道が注目されていた。選んだのはテレビでもスポーツ紙でもなく、はやりのこちらだったというわけである。

本人が語るYouTubeスタートの理由

「制作からすべてを請け負っている場合、経費は先立ちますので、再生回数が少なければ赤字になる可能性もある。命運を決めるのは、本人のキャラクターだと思いますね」(里崎氏)

 というから、甘い世界でないことは事実。

「昨年暮れ、長年お世話になった番組の出演が終了しました」

 と説明するのは、その江川ご本人である。

「でも、まだ少し仕事ができる年齢だと自分では勝手に思っていまして。次の仕事は何をしようと考えなくてはならなかった。そんな中、テレビを含め、いくつかお誘いを受けたうちのひとつがYouTubeだったんです」

 江川はこれまでテレビの仕事が主軸だったのは先に述べた通りだが、

「テレビでは詳しく説明するために10分は必要なところでも、2~3分くらいに切り詰めなくてはいけません。もったいない、という思いが僕にも周囲にもあったんです。そんな時、YouTubeでは、好きに時間を使い、伝えたいことも制限されずに発表できると言われまして」

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