京都大学前総長・山極壽一が勧める「スマホ・ラマダン」とは 場の共有、自由時間の確保がキーワード

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 人類は共に食事をしたり身体を動かしたりすることで、互いの信頼関係を築き上げてきた。スマホに頼りすぎている現代人は、その身体的コミュ二ケーションを失いつつあるのではないか。ゴリラ研究の第一人者が語る、時にはあえてスマホを断つ“ラマダン”の勧め。【山極壽一/霊長類学者】

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 限られた時間をどのように使うか。それは生き方に関わる問題です。誰にとっても1日は24時間。生命維持に欠かせない睡眠や食事の時間を省くことはできません。さらに仕事や勉強など、ある程度決められたスケジュールをこなせば、自分のためだけに使える時間は1日の中でわずかです。...

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