「ドカベン」1回しか負けなかった明訓高校 水島新司さんが当初想定していたその相手は弁慶高校ではなかった
1月10日、数多くの野球漫画を世に送り出した漫画家の水島新司さんが、肺炎のため82歳で亡くなった。代表作は挙げればキリがないが、やはり1972年に『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)で連載が開始された『ドカベン』だろう。“主人公”4番・キャッチャーの山田太郎や“悪球打ち”の1番・サード岩鬼正美、“秘打男”の2番・セカンド殿馬一人、そして“小さな巨人”右サブマリンのエース里中智ら“明訓四天王”の活躍を軸に、常勝・明訓高校(神奈川)の熱い戦いを描いた高校野球漫画である。...