【埼玉・白岡15歳少年暴行死】給食を食べるために登校… 同級生らが明かす「生活保護一家」の極貧生活

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ナンバーを外した車

 それから、一家はどのように生計を立てていたのか。白岡市の家の近所の住人は颯太くんの母親も内縁夫も働いている様子がなかったと話すが、全国紙社会部デスク(前出)によると、

「生活保護や子育て支援の手当で生計を立てていたようです」

 それにもかかわらず、一家は複数の車を使用していた。そのうちの1台、ネイビーのハイエースは、きょうだいたちが一時身を寄せていた集会所の敷地に停められている。

「2017年から加藤さんには車1台分のスペースを年間3万円で貸していました。そこには奥さんが乗る青色の軽自動車が停められていましたね」

 と、一家が借りていた自宅近くの駐車場のオーナー。

「その後、駐車料金の滞納などもあったのですが、去年9月に駐車スペースを3台分に増やしてほしい、と連絡してきました。そこには、元々あった青色の軽自動車の他、ハイエース、ピンク色の軽自動車、三菱のデリカ、ナンバーが取り外されている日産セレナの5台がローテーションで置かれていました」

 奇妙な事実はまだある。颯太くんの母親が乗っていたものと思しき青色の軽自動車は現在、埼玉県北東部にある一軒家の敷地に停められているのだが、

「あそこでは頻繁に車のナンバーを外していたし、どんどん車が増えていくので怪しいと思っていました」

 と、その一軒家の近所の住人は話す。

「あの家には40代くらいの女性が一人で暮らしているのですが、10年ほど前はがっしりした体形の男が一緒に生活していた。その男は若い男に車を洗わせ、“車、傷つけるなよ!”と怒鳴ったりしていたので、ヤクザみたいで怖いと近所で話題になっていました」

“修羅の家”に囚われていたかのような颯太くん。彼が意識を失う間際に見たのは誰の顔だったのか――。

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「週刊新潮」および「デイリー新潮」では、今回の事件について、情報を募集しています。下記の「情報提供フォーム」まで情報をお寄せください。

情報提供フォーム: https://www.dailyshincho.jp/confidential/

週刊新潮 2022年2月3日号掲載

特集「『学校に行かせてもらえない』暴行死15歳  埼玉中学生変死事件『8人きょうだい』生活保護一家の修羅」より

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