大人がハマる「カプセルトイ」最新事情 入手困難な人気商品を一挙公開【画像付き】

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“シークレット”や“激レア”も

「ガチャガチャの魅力は、何が出てくるかわからないワクワク感にあります」と、ガチャガチャの森 レイクタウンkaze店店長の牧野ひかるさんは話す。

「例えば『ゆびたこ!』であれば、中に5種類の指輪が入っていますが、1つのカプセルトイに5~6種類のミニチュアがあるのでコンプリートする楽しさもありますし、商品によっては通常の種類以外に“シークレット”や“激レア”を入れていることもあるので、私もついつい夢中になってしまいます」

 カプセルトイはアジアやアメリカ、ヨーロッパでも売られているが、欧米ではあくまでも子どものおもちゃでしかなく、大人がこれほどはまっているのは日本だけなのだという。

 日本には、雛人形や根付、盆栽といった、ものを縮小して作る文化が古くからある。江戸時代には八代将軍吉宗が出した「贅沢禁止令」により大型の玩具が御法度となり、その代わりに「豆おもちゃ」と呼ばれる精巧な細工を施した小さな玩具が流行した。日本人は小さなもののなかに凝縮された細かな細工や技巧に魅了されるのだろう。これが、大人がはまるカプセルトイブームの正体なのかもしれない。

小川美佳(おがわ・みか)
千葉県出身。文化、医療、健康、グルメ、街ネタ等幅広く取材する雑食系ライター。医師やアーティスト、アイドル、学芸員、飲食店店主、高校生等、インタビューした数は1,000名以上におよぶ。どのジャンルにおいても、正確な情報を分かりやすく伝えることをモットーとしている。

デイリー新潮編集部

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