「元大臣」秘書が手を染めた「金の密輸」から「仮想通貨」“詐欺”まで 駐日コンゴ大使と共謀も
議連設立
他には、仮想通貨にかかわる口利き稼業も手掛けている。「仮想通貨適正化議員連盟」の設立に向けて活動した小宮氏は、自らも事務局入り。その看板を利用し、暗号資産交換業者への新規登録に興味を持つ会社などに“自分ならば新規登録が可能“と持ちかけ、コンサル代を巻き上げていた。
「その舞台となったのは、私が小宮さんとかかわりを持つようになった交流会でした。会に参加した一社、東京・赤坂のソフト開発会社からは2100万円を受け取っていました」
結局、「100%、登録を取れる」と太鼓判を押しておきながら何もせず、トラブルになった。別の経営者からは2000万円を騙し取り、その経営者が取り立てにくると、小宮氏は“俺はコロナの濃厚接触者だから”と逃げ出したという。まさに不正行為のオンパレードだ。しかし、「余罪」はまだまだ残っていた。(つづく)
「週刊新潮」2022年1月27日号「MONEY」欄の有料版では、それぞれの不正行為について詳報する。
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