加藤紘一の娘・加藤鮎子議員、運転手と秘書が相次いで退職のナゾ 公用車の私的利用疑惑も
1年で4人辞職
政務官と公用車といえば、5年前、総務政務官だった金子恵美元代議士も同様の“送り”を行い、問題になったことがある。金子氏といえば、先の宮崎氏の現在の妻だ。同じトラブルを起こすとは、奇妙な因縁を感じるが、
「彼女の周囲では、ここ数年、秘書も次々とやめているんです」
と言葉を継ぐのは、自民党関係者である。
「間違いないところで言えば、3人いた公設秘書が、一昨年から昨年頭にかけて相次いで事務所を離れた。続いて昨年半ばにも公設秘書が1人やめています。1年ほどで公設秘書が4人辞めるなんて異常事態です」
退職した秘書のうちの一人は、父・紘一氏時代から20年以上も仕えてきたベテラン。辞めた後には、周囲に鮎子議員についての愚痴をこぼしていたとか。
「大物政治家の娘ということもあってか、鮎子さんは気位が高い。また、細かいことにいちいち報告を求めるなどハートフルな面に乏しく、そこに秘書が長続きしない原因があるのでは」
当の加藤政務官に聞くと、
「退職していった秘書とは、現在も極めて良好な関係が続いております」
また、保育園への送迎についても、
「国土交通省の了解を得た上で、公務への通勤経路を逸脱しない範囲で次男を同乗させた。チャイルドシートは自ら準備し、装着しました」
と反論する。
しかし、こんな声も。
「運転手が交代した11月の後、鮎子議員は一度も公用車を“送り”に使用していないんです。後ろめたい思いがあったんでしょうね」(前出・政府関係者)
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