「梨田の呪い」に「伊原の呪い」…日本プロ野球界がざわついた“珍伝説”

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 呪いや迷信は科学的根拠がないにもかかわらず、論理的に説明できない悪い出来事が相次ぐと、“○○の呪い”と囁かれるのが、ほぼお約束。プロ野球界もまた然りである。【久保田龍雄/ライター】

 阪神ファンの間で今でも話題に上るのが、“カーネル・サンダースの呪い”だ。
話は37年前の1985年10月16日、阪神が21年ぶりのリーグ優勝を実現した日まで遡る。

 V決定直後、大阪の街は沸きに沸き、一部の虎党が熱狂のあまり、暴徒と化した。彼らはケンタッキー・フライド・チキン道頓堀店に設置してあったカーネル・サンダースの人形を、優勝に大きく貢献した主砲のランディ・バースに似ていると騒ぎだし、店員の制止を振り切って担ぎ出すと、胴上げの末、「六甲おろし」の大合唱とともに道頓堀川に投げ込んでしまった。...

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