日本初のプロ野球監督兼YouTuber「片岡篤史」 副業が認められている理由とは
片岡篤史チャンネル――登録者数は約28万人。500本以上の動画を配信し、累計再生数は1億回を突破。“プロ野球OBユーチューバー”の中で五指に入ると言っても過言ではない。
プロ野球監督別リーグ優勝回数ランキングベスト10(1990年~2021年)
そんな片岡氏は今季から中日の2軍監督を務めるのだが、ユーチューブも継続する。田中将大ら“現役選手兼ユーチューバー”はいるものの、“監督兼ユーチューバー”は日本初だ。
「普通、副業は認められません。ましてユーチューブなんて機密保持の点から到底許されませんが……」
とスポーツ紙ドラ番記者。
「2軍監督の年俸は2千万~3千万円。片岡チャンネルもほぼ同等の広告収入を稼いでいると思われます。チャンネルを休止したらスタッフが路頭に迷ってしまいますし、片岡さん本人とて監督をクビになった後に戻る場所を残しておきたい。そもそも肉体的にも精神的にも過酷な監督稼業より、好き勝手喋っていればいいユーチューバーの方が断然楽でしょう」
監督のオファーを断らなかった理由
ならば監督のオファーを断ればいいと思うのだが、
「PL学園同期で主将の立浪和義1軍新監督のご指名なので無下に断れない。球団側も立浪監督に気兼ねし、片岡さんに“動画配信を止めて”と言えなかった」
ユーチューブ継続に際して片岡氏は、“選手を利用するようなことはしない”と言明。1月8~9日に配信した「ネクストブレイク選手」と題する回では、中日選手への言及は避け、他球団の選手についてのみ論評した。もっとも、
「他球団の選手の評価というのは、トレードや人的補償の際の戦略に関わる機密事項なんですが……」