反日教授による「韓国人は少なくとも他国の重要な発明品を盗もうとはしない」発言の波紋

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教授による妄言の数々

 さらに柑橘類については「不知火(しらぬい)」「みはやみかん」などが、また、今年に入ってからは愛媛県が14年かけて開発したという「甘平(かんぺい)」が韓国へ流出し、韓国産として仕立てられたうえでマレーシアなどの海外に向けて輸出が始まったという。

 他方、旭化成と韓国・ダブルユースコープ(W-SCOPE)との間で昨年末に争われた特許訴訟についても同様のことが言えるだろう。韓国特許審判院は双方の主張を十分に審理した後、旭化成側の特許の有効性を認めているのだ。

 この手の訴訟は旭化成に限った話ではなく、三菱ケミカルも韓国のTMSに対して韓国における製造・販売等の差し止めと損害賠償を求める訴訟を昨年12月に韓国ソウル中央法院に提起している。

 これらの問題について、徐坰徳氏はどのように考えているのだろうか。

 教授は過去に旭日旗や竹島、慰安婦そして福島の放射能に関し、妄言とも取れる発言を行ってきた。これらは今回のキムチ絡みの主張にも共通することでツッコミどころばかりだが、ひとことで言えば、総じて科学的根拠や史実に基づくものではないということに尽きる。

 彼が誠信女子大学で教鞭を執り始めたのは2007年で、今年で15年目になる。彼の広報専門家としての功績に対する疑問が国内からあがってきてもよさそうな頃合いだが……。

羽田真代(はだ・まよ)
同志社大学卒業後、日本企業にて4年間勤務。2014年に単身韓国・ソウルに渡り、日本と韓国の情勢について研究。韓国企業で勤務する傍ら、執筆活動を行っている。

デイリー新潮編集部

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