“怒りの代償”は高くついた? 八つ当たりで負傷した選手の「気になるその後」
全力プレーの野球にケガはつきもの。不慮のケガに泣いた選手には同情を禁じ得ないが、中には思うような結果が出なかった悔しさのあまり、八つ当たり的な行動に及んだ挙句、しなくてもいいケガをする羽目になった残念な例もある。【久保田龍雄/ライター】
商売道具のバットに八つ当たりしたことが災いし、本塁打王を逃してしまったのが、1989年に阪神入りしたセシル・フィルダーである。同年のセ・リーグの本塁打王争いは、9月13日の時点で38本のフィルダーがトップ。...