ついに結婚した香取慎吾 ファンが証言する、元SMAPの中で一番慎重だったことを象徴する発言

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飯島氏の“配慮”

 21年1月、デイリー新潮は「『草なぎ剛』が電撃結婚、ショックで沈黙するSMAPファンが感じた唯一の救いとは?」の記事を配信した。

 この中でSMAPファンの声として、以下のような指摘をご紹介した。

《草なぎくんの結婚発表は、単に事実を伝えただけで、彼のコメントなどは一切、掲載されませんでした。もし『幸せな家庭を築きます』とか、『嬉しさでいっぱいです』などという発言が公開されていたら、まさに傷口に塩を塗られた状態になったと思います。飯島さんは私たちの気持ちを分かってくれていて、配慮をしてくれたのは間違いないでしょう》

 ここに出てくる《飯島さん》は、草なぎや香取が所属する株式会社CULENの代表取締役を務める飯島三智氏のことだ。

「香取くんの発表でも、方針は全く同じでした。結婚したという事実をシンプルに伝えるだけで、彼の抱負とか夢といった発言は一切ありませんでした。女性ファンの心理を知り抜いている飯島さんが心を配ってくれたのでしょうし、それを香取さんのプロ意識が補完したのだと思います」(同・女性ファン)

香取の今後

 SMAPは男性アイドルがバラエティ番組に出演するという、当時としては異例の方法で人気を獲得したことは前に触れた通りだ。

 人気が出始めてからは、主役ではなく脇役でテレビドラマに出演するなど、従来の男性アイドルグループとは全く異なるアプローチが耳目を集めてきた。

 人気が絶頂に達してからも、「SMAP×SMAP」でコントを演じ続けた。アイドルの文脈とは異なるクオリティの高い楽曲にも挑戦し、高い評価を集めた。

 その一方で、SMAPのような方法論で成功を収めたアイドルグループは稀有だった。

 アイドルやアイドルグループが年齢を重ね、“脱アイドル”に舵を切ると、コアなファンの支持を失ってきた歴史も厳然として存在する。なかなかSMAPのようにはいかない。

 そのため、昭和どころか令和の時代になっても、「アイドルでデビューした男性は、やはり結婚すると人気が落ちる」とまことしやかに言われる。

 だが、前出の女性ファンは、「香取くんなら、結婚してもコアなファンが離れないという“快挙”を成し遂げるかもしれません」と期待を寄せる。

「もはや香取さんは、一般の視聴者にとっても、優れた俳優や歌手だったりMCだったりすると思います。彼を“アイドル”と見なす人は少数派で、そうした人々に今回の結婚報道は純粋な慶事でしょう。でも香取くんのコアなファンは、いつも彼を“アイドル”として応援してきました。だから結婚で打ちひしがれているファンがいますし、祝福している人でも内心は動揺しています。そうしたファンに、香取くんがどう向かい合ってくれるか。プロ意識の高い彼なら、奥さんがいらっしゃっても、アイドルとしての側面を忘れずに活動を続け、いつかはファンの動揺を収めてくれるのではないかと信じています」(同・女性ファン)

デイリー新潮編集部

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