ついに結婚した香取慎吾 ファンが証言する、元SMAPの中で一番慎重だったことを象徴する発言

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 その結婚を、マスコミの多くが「純愛婚」と報じた──。昨年12月28日、元SMAPのメンバーで俳優の香取慎吾(44)が、所属事務所を通じて結婚を発表した。

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 純愛と形容されたのは、香取が10代の頃から交際していた一般の女性がお相手だったからだ。既に交際は何度もスクープされており、「2歳年上のタレントの卵」とか「2歳年上のOL」と報じられていた。

 25年以上の交際を経て結婚した男性芸能人となると、同じようなケースは極めて少ないだろう。芸能記者が言う。

「香取さんの結婚報道で思い出すのは、木村拓哉さん(49)です。売れっ子になっても一般人である“カオリン”との交際を否定せず、やはり芸能メディアが何度も報じました。紆余曲折がありながらも、工藤静香さん(51)との結婚を実現させたことも大きな注目を集めました」

 当時、男性アイドルは女性ファンを大切にするため、交際発覚や結婚は“御法度”という傾向が強かった。

 前例にとらわれない姿勢を打ち出した木村に対し、賛否両論が巻き起こったことをご記憶の方も多いだろう。

「そんな木村さんの陰に隠れる格好になり、芸能マスコミを賑わすことはありませんでしたが、香取さんの恋愛報道も男性アイドルの従来型とは全く異なるものでした。何度も同一女性との交際が報じられたにもかかわらず、女性ファンが離れませんでした。そして今回“純愛”を貫いて結婚したわけで、こんなアイドルは他に思いつきません」(同・記者)

バラエティでブレイク

 SMAPは1988年に結成されたが、当初の人気はそれほどではなかった。ところが、従来のアイドルの売り出し方とは全く異なる、独自の活動方針に切り替えると、あっという間に“国民的アイドルグループ”へと成長していった。

 その原点とも言えるのが、1992年からスタートしたバラエティ番組「夢がMORI MORI」(フジテレビ系列)への出演だった。

 今ではアイドルグループがバラエティ番組に出演することは当たり前だが、初めて挑戦したのがSMAPだった。番組は人気を呼び、彼らはスターダムにのし上がっていく。

 グループとして国民的な人気を獲得していく流れと、香取慎吾の恋愛報道を重ね合わせてみよう。従来の男性アイドルとは異なる展開が浮かび上がって興味深い。

 SMAPの人気を決定づけたのは、96年からスタートした「SMAP×SMAP」(フジ系列・関西テレビ共同制作)だ。この成功で、グループとしての人気は不動のものになった。

 一方、香取自身は94年から『笑っていいとも!』(フジ系列)にレギュラー出演。95年には、ドラマ『沙粧妙子―最後の事件―』(同)の犯人役と、『未成年』(TBS系列)の知的障害者役で、俳優として高く評価された。

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