「悠仁さま」高校進学 宮内庁からあがる「特別ルート批判」以上の懸念材料とは?

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日本屈指の伝統ある名門校

 秋篠宮家の長男・悠仁さま(15)の筑波大附属高校への進学が取り沙汰される中、特別ルートと呼ばれるその進学方法が批判の対象となりかねないことに宮内庁は気をもんでいるという。その一方で、それ以上の懸念材料も存在するとされる。一体どういう問題なのか。

 まず、最近にわかに話題にされることが増えた「特別ルート問題」についておさらいしておこう。
 お茶の水女子大は中学まで共学で高校から女子校となるため、男子は外部に進学することになる。悠仁さまも例外ではなく、本命は筑波大学附属高(筑附)だとされている。

 筑附は日本屈指の伝統ある名門校で、卒業生は政財官から芸術の世界までまさに多士済々である。

 筑波大とお茶の水女子大との間には2017年から導入された「提携校進学制度」というものがあり、悠仁さまはこの制度を利用しての筑附進学を検討されているという。

「この制度は面接や書類審査などを経て両大学の附属校への転入が可能となり、学力テストは必要ありません」

 と、社会部デスク。

 将来の天皇陛下を迎える環境として不足するところがなく、両大学附属校の在校生にとってメリットになるのなら外野があれこれ口を挟むべきではないはずだが、どうしてこの制度が冒頭に記したように「特別ルート」と呼ばれ、批判の対象となりかねないのか。

仮に進学された際に

 この制度が設けられたのは、悠仁さまがお茶の水女子大附属小に在籍され、中学への進学を控えておられた時期にあたっていた。

「さらに、5年間の時限的な試みという位置づけがされていたこともあって、悠仁さまのための制度ではないか、皇室特権ではないかという声がくすぶってきたわけです。中学進学の際にもこの制度を使って筑附への転入を模索されたものの、一連の『小室問題』が持ち上がっていたこともあって回避されたと言われていました」(先のデスク)

 それが今回、特別ルートによる高校進学が現実味を帯びてきたというわけだ。

「宮内庁の人たちに話を聞いてみると、その進学方法が国民からの批判の対象となりかねないことに気をもんでいるようでした。宮内庁が特別ルートの策定などに関与した事実はなく、秋篠宮家からも情報が細かく入ってくるわけでもなく、さらに心配を募らせている様子でした」(同)

 もっとも、懸念材料はそれだけではないという。

「仮に筑附に進学されることになった際に、勉強についていけるのかという点です」

 と、宮内庁担当記者。

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