100回目前「仮装大賞」 今年の冬の放送はなしよ……揺れる欽ちゃんの胸の内

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 毎年1月か2月に放送されている「欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞」(日本テレビ)が、今年はまだ告知すらされていないことにお気づきだろうか。第98回を迎えた昨年は、コロナ禍を受けて初の無観客で行われた。その中で司会の欽ちゃんこと萩本欽一(80)から、突然の番組降板発言もあったが……。

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 昨年2月6日に放送された「仮装大賞」で、欽ちゃんの降板発言が飛び出したのは、常連の出場者・大塚さんとの会話の中だった。

欽ちゃん:大塚さん、今回が何回目?

大塚さん:30回目になりました。

欽ちゃん:遠くにいるから言える言葉がある。今回でね、私この番組終わり。おしまい。

大塚さん:いえいえ、ずっとお付き合いください。

欽ちゃん:長い間ありがとう。どうしてかというと、大塚さんだったらなんか言えそうなんで言っちゃった。

 あまりに唐突だったため、出演者たちもあっけにとられていた。それは番組スタッフも同様だったようだ。日テレ関係者が言う。

「『仮装大賞』は収録番組ですから、あの発言をカットすることだってできた。それをしなかったのは、本当に最後になるとは考えていなかったからです。そのため日テレ上層部は、今年の第99回を放送するため年末に『仮装大賞』の収録を持ちかけたのですが、萩本さんは難しいという意思を示したそうです」

欽ちゃんも参加者も番組も高齢化

 デイリー新潮では、一昨年は「100回目前で『仮装大賞』が大ピンチ 欽ちゃんの“不吉な予言”は当たりませんように……」(20年02月19日配信)、昨年は「仮装大賞の降板を宣言した『欽ちゃん』の胸の内 視聴率と赤字と日テレの事情を汲んで」(21年02月15日配信)で、番組の継続が困難になりつつあることを報じた。

「1979年にスタートした『仮装大賞』は、かつては高視聴率を叩き出す人気番組でした。しかし、萩本さんや参加者、番組を作るスッタフも高齢化が進み、すでに日テレを卒業したかつてのプロデューサーが、いまだに陣頭指揮を執っています。番組自体もマンネリ化で、最近では視聴率も1ケタが続いていました」

 それでも番組を続けていたのはなぜだろう。

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