小室眞子さん、ケネディ前駐日大使が住むマンションに3時間滞在 専門家は「見事なウィンウィンの関係」
ケネディ家の呪い
ケネディ家の歴史は、ジョセフ・P・ケネディ(1888~1969)が株式投資などで巨額の財を成すところから始まる。
ジョセフは財力を武器に政界への転進を果たすが、失言などが原因で政治家生命を絶たれる。その後、自身の子弟の政界進出に力を注ぎ、その筆頭格となったのが次男のジョン・F・ケネディ(1917~1963)だ。
アメリカの第35代大統領であり、1963年にダラスで暗殺されたことは、もはや説明の必要もないだろう。
そして残ったケネディ家の人々は、次期大統領を期待されながらも暗殺されたりスキャンダルが発覚したりと、次々と“脱落”したことでも知られる。
「これを『ケネディ家の呪い』と呼びます。ケネディ大統領の弟だったロバート・F・ケネディ(1925~1968)は、大統領候補選の最中の68年に暗殺。やはり弟のエドワード・ケネディ(1932~2009)は、悪質な飲酒運転とその隠蔽が発覚した『チャパキディック事件』によって大統領選を諦めました」(同・多賀さん)
能吏のキャロライン
キャロライン・ケネディは、ケネディ大統領と妻ジャクリーン・ケネディ(1929~1994)の長女として生まれた。ケネディ王朝の一員としては、稀な“生存者”と言っていい。
「2013年に駐日大使として赴任したことをご記憶の方も多いでしょう。彼女は1男2女をなしましたが、長男はジャック・シュロスバーグさん(28)です。ケネディ大統領の孫でもあるジャックさんは、他の親族が死亡するなどしたため、大統領の血を引く唯一の男性です。まさに“ケネディ王朝”の後継者であり、既に大統領候補の一人と目されています」(同・多賀さん)
キャロライン氏が駐日大使として着任した際、マスコミにも大きく取り上げた。とはいえ、大使として存在感を発揮したかといえば、やや疑問が残る。
「それには理由があります。キャロラインさんにとっては、息子を将来、大統領選に出馬させることが目標の一つなのです。自分が派手なことをして悪目立ちしてしまうことはリスクが伴います。彼女は現在、次の駐豪大使に指名されており、上院の承認を待つ立場です。バイデン政権は対中包囲網の構築を目指しており、駐日大使だったキャロラインさんをオーストラリアに送るのは理にかなっています。ただし、彼女はオーストラリアでも注目を集めることは避けるでしょう。もちろん仕事には邁進するでしょうが、目立たないよう能吏に徹するのではないでしょうか」(同・多賀さん)
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