宅配水「クリクラ」事業の「ナック」で勃発した「お家騒動」 女性スキャンダルとホワイトナイト

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ダスキンをホワイトナイトに

〈徳島のとあるホテルで、寺岡社長(当時)に強姦されました。泥酔していた私を、自分の部屋に連れ込み、気がついたら、素っ裸で悪戯されたあとでした。その後、社長が出張の度、肉体関係を強いられ、(略)挙句、私は、妊娠し、堕胎を余儀なくされました。そんなことがあって、心も体も病んでしまったのです〉

 そして時は流れて18年暮れ。創業者と経営陣の対立が続くなか、「新政界往来」なる雑誌がこのスキャンダルを掲載。どちらの派閥が仕掛けたかは明らかだ。しかし、経営陣も黙って眺めているだけではなかった。

「西山名誉会長は、個人や資産管理会社の分も合わせると、約12%の株を所有し、ナックの筆頭株主でした。寺岡会長らはそれに対抗するため、ダスキンの持ち株比率が23.08%となるよう第三者割当増資を行った。経営体制を死守しようと、いわば“ホワイトナイト”として担ぎ出したわけです」(ナック関係者)

 バトルは過激さを増すばかり。ナックはどこに流れ着くのか。

「週刊新潮」2019年6月6日号「MONEY」欄の有料版では、創業者と経営陣のバトルを詳報する。

週刊新潮 2019年6月6日号掲載

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