悠仁さまが“初めての東大出身の天皇”になられる可能性を検証 推薦入学が本命か

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国民に不当な印象を抱かせてしまう懸念

 だが、皇室の歴史に詳しい小田部雄次・静岡福祉大学名誉教授は、

「東大は主に官僚や学者になるための学校で、皇族が目指す場所ではありません。仮に推薦で東大に入学されても国民に不当な印象を抱かせてしまいます。そもそも、皇族は受験などで一般国民と同じ土俵に立って競争すべきではなく、そのために学習院があったのです。将来の天皇にとって大切なのは学歴ではなく帝王学、つまりは国民を慈しむ御心を養うことです。偏差値や学歴といった世俗的な価値観のなかでお育ちになることは、悠仁さまにとっても、国民にとっても不幸なことだと感じます」

 自主性が優先されるのか、“お世継”としての将来のお立場を考慮されるのか……。眞子さんの結婚問題と同様、ここでも“公”と“私”の議論が再燃しそうな雲行きである。

 無論、学業に励まれることには意義がある。しかし、“東大卒”の肩書だけで天皇が国民から親しまれ、敬愛されることはないはずだ。

週刊新潮 2022年1月20日号掲載

特集「悠仁さま『筑附高』進学で『皇室特権』批判の危機」より

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