「東大刺傷事件」犯行少年の素顔 母も困惑した「理III」への執着、学校行事での意外な一面
芦田愛菜について熱弁
猛勉強の末、東海高校に進学した少年。同校では2年生と3年生に進級するタイミングで、成績別にA群とB群に分けられるといい、少年は成績上位者が集まる理系A群に入っていたという。時間があれば参考書を開くような真面目なタイプだったというが、周囲からどのように見られていたのか。同学年の知人が明かす。
「うちの学校は本当にいろんなタイプの生徒がいるので、イジメられたりはしていません。彼もただのガリ勉ではなく、学校行事にも積極的に参加していました。昨年2月に、希望する生徒が講師役となって自分の好きなものをプレゼンする行事があって、彼はそこで女優の芦田愛菜さんについて熱弁をふるったんです。彼女について喋ったら注目を集められそうと思ったようで、結構ウケていましたよ」
一方で、勉強面では苦労していたようで、別の生徒はこう語る。
「彼の成績は、1年生の頃は全体(1学年が約400人)で60位くらいだったと思います。ただ、2年生になってから100番台まで落ち込んでしまった。今月下旬に始まる実力考査の結果次第ではB群に落ちることも考えられた。普段から照れることなく“東大理IIIに入る”と話していた彼にとってはこたえたのかもしれません。最近は昼休みも弁当を食べながら勉強していましたからね……」
動機について少年は“成績が振るわず、医者になれないなら人を殺して切腹しようと思った”と語っているという。1月20日発売の「週刊新潮」では、少年が中学校の卒業文集につづった、勉強への異常な執着などと併せて詳しく報じる。