渋谷「焼肉屋」立てこもり事件、新幹線殺傷事件…「刑務所に入りたい」という動機の凶悪犯罪が多発している理由
背景は経済苦
犯罪は世相を映す鏡と言われる。【B】の犯罪が多発しているのは、コロナ禍と関係があるという。
「コロナ禍は、比較的貧困層にいる人々の生活を更に苦しくしています。当たり前ですが、生活苦に直面している人々の全員が、人に危害を加えて刑務所に入ろうとするわけではありません。苦しみながらも、真面目に日々を過ごしている人が圧倒的多数でしょう。とはいえ、貧困層という分母が増えると、『刑務所に入りたい』という理解しがたい動機から犯罪に手を染める人も、比例して増えてしまうわけです」(同・若狭氏)
註1:渋谷焼き肉店でも立てこもり 相次ぐ「京王線ジョーカー無差別殺傷事件」模倣犯の共通項(日刊ゲンダイ・電子版・22年1月11日)
駐2:父の首絞めた疑い 46歳逮捕(読売新聞・大阪朝刊・20年12月25日)
註3:さいたま・母親殺害:母親殺害被告に懲役10年の判決 地裁(毎日新聞・埼玉県版・21年12月31日)
註4:つくば殺人事件、息子に懲役12年 地裁判決(朝日新聞・茨城県版・21年11月2日)
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