藤原紀香が伝授!「温活」健康法とは 入浴、食事の見直しで「平熱が上がった」
果物の発酵ジュース
また、温活の代表的なものとしては食事法があります。「脳腸相関」という言葉があるように、最近の研究では脳と腸に密接な関係があることが分かっています。温活では、発酵食品を摂って腸内環境を改善し、体温の調節機能を司る自律神経を整えることが推奨されています。
たとえば私は、梅、桃、柿、苺など季節ごとの果物を発酵させてジュースにし、冷蔵庫に瓶を並べて料理にも使っていたり、最近は自家製のジンジャーエールを飲むようにしています。
ショウガに含まれるショウガオールという成分には身体を温める効果があることが知られています。ショウガに、八角、山椒、シナモン、ライム、レモンを黒砂糖でゆっくり発酵させたものを日々飲んでいると、腸内環境もよくなり身体がポカポカしてくるのでお勧めです(写真3参照)。
身体を温めてくれる食材であるニラ、ニンジン、ニンニク、カボチャ、スパイスなどもよく料理に使います(写真1、2参照)。
「夫の肌の調子もよくなった」
「食べ方」も重要。炭水化物やタンパク質などは分解のためにたくさんの消化酵素を使います。なので食事の最初には、酵素を多く含む野菜のサラダや、納豆、漬物、キムチなどを食べて、次にスープなど温かいものを飲むようにしています。
夫も肌が弱いほうなので、食べ方には気を付けています。最初にお刺身などを食べ、その後にお味噌汁、そしてタンパク質が多く含まれるメインを食べるという習慣もついたようで、その甲斐があってか肌の調子も以前より良くなったと思います。腸内環境も良好で身体も軽く、よく動くようになったと話していました。
ライフスタイルからの温活、発酵食による腸活などで身体を内側から温めていくことで私たちもより健康的になっていると感じています。
“五十にして天命を知る”といわれますが、私は、まだまだ知らないこともたくさん。心身ともに元気に仕事をして生きていくために、これからもいろんなことを学んでいきたいと思っています。
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