【鎌倉殿の13人】初回放送を考察 軽薄でピリッとしない頼朝像が吹き飛んだ瞬間
初回の放送が済んだNHKの新大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が面白い。脚本を手掛けている三谷幸喜氏(60)の持ち味が早くも存分に発揮されている。主人公・北条義時役の小栗旬(39)や源頼朝役の大泉洋(48)ら出演陣の演技も大河にふさわしくレベルが高い。初回を考察したい。
初回の見せ場は頼朝と八重(新垣結衣、33)の息子・千鶴丸(太田恵晴、4)が殺されてから。殺害を命じたのは八重の父・伊東祐親(浅野和之、67)である。
祐親は源氏の宿敵で圧倒的権力者だった平清盛(松平健、68)の家人。...