「自衛隊の名称を国防軍とするべき」 前統幕長、元陸幕長が語る憲法改正
中国の覇権主義的態度は日増しに強まり、北朝鮮は予測不能。「専守防衛」を旨とする日本は脅かされるばかりだが、昨秋の総選挙を受け、憲法改正の気運が高まったかに見える。では、肝心の自衛隊をどう活かすべきか。作家の早瀬利之氏が緊急レポートをお届けする。
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このところ、我が国の周辺では看過できない事態が横行している。中国や北朝鮮の極超音速ミサイル発射実験、また中国船による尖閣諸島日本領海への侵入や中国が推し進める南沙諸島の軍事基地化、昨年10月には台湾の防空識別圏に中国軍機150機が侵入し、さらには中国とロシアの「連合艦隊」が日本列島を周航するなど、枚挙にいとまがない。...