ひろゆき氏 わいせつ教諭再逮捕で事実誤認 文科相を「アホ」呼ばわりはブーメラン確実
《アホ》という批判は?
1月13日、産経新聞の朝刊に「女児3人にわいせつ容疑 29歳小学校教諭を再逮捕」の記事が掲載された。ひろゆき氏がTwitter上で紹介した電子版の記事と同じものだ。
「警視庁が1月12日、やはり強制わいせつ容疑で教諭を再逮捕したという記事でした。容疑は19年10月から20年10月までの間、小学校で女子児童3人の胸を触ったというものでした」(同・記者)
逮捕容疑を見れば、ひろゆき氏の間違いは一目瞭然だ。最初の逮捕では、犯行時期が《20年10月から12月までの間》だった。
再逮捕を報じた記事では《20年2月上旬》で、4回目の逮捕を報じた記事では《19年10月から20年10月までの間》となっている。
「再犯といっても、教諭が小学校に復職し、同じような強制わいせつ事件を引き起こしたわけではありません。逮捕をきっかけに小学校が調査を行い、警視庁が捜査したことで余罪が判明し、再逮捕されたというのが事実でしょう。《文科省の官僚も大臣もアホしか居ないの?》という文言は、事実誤認に基づく批判と言われても仕方ないと思います。何しろ最初の逮捕をきっかけにした再逮捕ですから、免許を取り消せるはずもありません」(同・記者)
註1:放課後の教室に女児閉じ込め 強制わいせつ容疑、小学校教諭の男逮捕(産経新聞・21年10月12日朝刊)
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