自分のことは棚に上げ、娘の不倫は許さない… 54歳の父が駆け落ち寸前の我が子にした“恥ずかしい説得”
自分は不倫をしていても、娘に不倫は許さない。身勝手ではあるが、それが一般的な父親の思いだろうと察しはつく。【亀山早苗/フリーライター】
「いや、でも葛藤はありますよ。成人した娘の恋愛に親が出ていって別れさせたのも、娘の自由を潰す権利がオレにあるのかと悩んだし、自分を振り返ってそんなことをしていいのかとも思ったし。それでも娘には、せめて独身の男とつきあってほしかったんです」
小沢亮太さん(54歳・仮名=以下同)は、眉間にしわを寄せ、苦渋に満ちた表情でそう言った。...