雅子皇后の「新年メッセージ」撮影が1日遅れた背景 今後は「オンライン公務」が光明に
コロナ禍で公務にも変化が
中でも注目すべきは、昨年5月、こどもの日にちなみ、鹿児島県の離島・三島村にある村立学校をオンラインで“訪問”されたこと。
「非常に保守的で前例が重んじられる宮内庁では、コロナがなければオンラインでのご公務の導入など、なかなか踏み出せなかったはずです。コロナによってオンラインでしか“訪問”できない状況になってしまったため、かえっていろいろなご公務の形ができるようになりました」
と、先の皇室記者。
「雅子さまのご体調を考えると、離島でのご公務はなかなか実現が難しいものでした。やはり離島に実際に行くとなると、過密な日程が雅子さまのご負担になりますから。しかし、オンラインなら実現可能であることが今回、分かったわけです。となると今後、コロナが終息したとしても、リアルとオンラインのハイブリッド型のご公務を模索していくのではないかと思います」(同)
天皇陛下は皇太子時代、将来の皇室のあり方について問われ、「国民の中に入っていく皇室」と述べられた。オンラインも活用してそれを実現していくのが「令和流」、ということになるのだろうか。