東海林のり子が語る「病院に行かない」健康法 おひとりさま生活を満たす「なにわ男子」「韓流ドラマ」

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掃除にも健康にも気を遣わない

 もちろん、年を取ればシワができたりして「老化」しますが、そんなことは気にしても仕方がない。だから自然体で、整形みたいな無理はしない。私、4人姉妹の末っ子だったせいか、生まれた時からアバウトなんです。何かを突きつめて考えない。この性格が、ひとり暮らしに向いているんじゃないですかね。

 誰かが家にいるわけじゃないんだから、掃除だって適当。大きい埃があったら捨てるといった感じです。だいたいね、人間、無菌状態はダメで、少しくらいはゴミや埃と「共存」しなきゃ、免疫力が落ちちゃうと思うんですよね。

 アバウトな性格なので、健康にも気を遣いません。なにより私、病院に行きませんから。もちろん、コロナのワクチンは打ちましたけど、年に1度の健康診断も受けない。

興味のあることをやるのが一番

 これは声を大にして言いたいんですけど、医者に行かないということがどれだけ自分を強くしてくれることか。「もしかして病気かしら?」なんて考えたりしない。そのうち治るでしょう、ってなもんです。お医者さんに診てもらって、「少しこの辺りに問題が……」なんて言われたら、そのことばかりが気になって本当に病んでしまう。実際、幸いなことに今まで倒れたことはありません。

 とにかく、病気のことを気にし過ぎてそのために本当に病気になってしまうのって本末転倒だと思うんです。この「病院に行かない健康法」は、検査しないでどこまでいけるかっていう私なりの挑戦でもある。結局はお医者さんに診てもらうことになるかもしれないけれど、まあその時はその時で、アバウトにいきます。

 身体はともかくとして、としとともに当然、脳は衰えていきます。なので、できるだけ脳の退化をストップさせるために、新聞や本を読むようにしています。事件を取材していたレポーター時代の影響なのか、刑事モノの小説が好きですね。

 一時期、これもボケ防止のためと考えてクロスワードやパズルをやったこともありましたが、あんまり面白くなくてね。やっぱり、無理して「ボケ防止のため」ではなく、自分が興味のあることをやるのが、結局は一番だと思います。

 読書以外だと、遅ればせながら最近は韓流ドラマにハマっています。「愛の不時着」に「梨泰院(イテウォン)クラス」。世の中のブームに乗り遅れた気がして悔しいので、何とか追い付こうと必死に観(み)あさっています。こういうふうに、自分にとって「おもちゃ」みたいに夢中になれることがあるのも、おひとりさまにとっては大事なことでしょうね。

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