オミクロン株感染急拡大にヤキモキする「岸田官邸」のホンネとは?

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世界最悪レベルとの報道も

 辺野古移転に反対するオール沖縄勢力は、名護市長選に勝ったうえで玉城知事が2期目の立候補を表明するという流れを想定しているという。

「去年11月、辺野古の新基地建設に関して沖縄防衛局が埋め立て変更申請を行ったところ、玉城知事はこれを承認しませんでした。基地移転が今後さらに政治問題化することは避けられません。今回の感染急拡大に米軍は関係ないとは言えないものの、それだけがクローズアップされることに官邸としては忸怩たる思いがあるようです」

 実のところ、米軍だけが原因だと断定することはできないのも事実。それゆえに例えば、地元側の感染対策は徹底されていたのかについて検証すべきではないかという声もあるようなのだが、

「そんなことを言い出すと政府の対応のずさんさを追及されることは不可避で、さすがに口に出すのは憚られるということでした」(同)

 琉球新報は1月8日付けで、「基地内の直近1週間の新規感染者数を人口10万人当たりに換算すると2000人に迫り、世界最悪レベルとなる」と報じている。

「ノーマスクで街を出歩く米軍関係者の姿も報じられており、官邸にはじわじわダメージが効いてきそうです」(同)

 3期ぶりの県政奪還は自民党にとって悲願であり最重要事項の1つ。先の衆院選では辺野古を抱える沖縄3区で自民が勝利し、勢いづいていた矢先のつまずきだったということになるだろうか。

デイリー新潮編集部

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