「地面師の女」検事調書が暗示する「積水ハウス」の罪と罰 「怪しい契約」が結ばれるまで
改印手続き
「生保レディ」だった羽毛田正美(当時64)が偽造パスポートを手に入れ、「地面師の女」へと姿を変えた。「週刊新潮」2019年6月20日号「MONEY」欄に続き、「海喜舘(うみきかん)」の女将になりすました羽毛田の検事調書によって事件の内幕を明らかにしていこう。
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地面師グループが偽造パスポートの次に手掛けたのは、海喜舘の女将、海老澤佐妃子さん(享年72)の「印鑑」。17年1月、なりすましのスカウト役とともに羽毛田が足を運んだ先は品川区役所だった。...