乃木坂卒業から3年、女優「若月佑美」の活躍 冬の新ドラマでは佐々木希の妹役に
舞台での活躍
最後は“男前キャラ”だ。いつのころからか“若さま”という愛称がついたのだが、「乃木どこ」初期に行われた体力測定企画のときに“男気Tシャツ”を着て登場したことで、ファンにも強烈なインパクトを残していた。彼女は初代キャプテンの桜井玲香(27)との仲がとても良いことで知られているが、まるで若月が彼氏役で桜井が彼女役とでもいう関係性だった。
若月のこの3つのキャラは、グループ内でもとりわけ大きな存在感を放っていた。中でも男前キャラはファンからの絶大な支持を集める一方、控えめなメンバーが多い乃木坂46においてはかなり頼もしかったのである。
男前キャラは仕事にも生かされた。グループの舞台公演や番組企画では宝塚の男役よろしくイケメン役を演じることが初期から多々あったが、こうした際の演技力が見出されたのか、舞台の仕事が増えていったのだ。「『2LDK』-2013-」(13年)、「ヴァンパイア騎士」(15年)、「嫌われ松子の一生」(16年)、「あさひなぐ」(17年)などに出演。美形の立ち回りを活かして多くの作品で主演をこなし、舞台女優としての基盤を作り上げてきたのである。特に「鉄コン筋クリート」(18年)での“カッコイイ&イケメンすぎる”演技はかなりインパクトがあった。
「若月は舞台経験が多く、頼れる存在である」と白石麻衣(29)も語っており、「超能力研究部の3人」(14年公開)などの作で知られる映画監督の山下敦弘も彼女の演技の才能を絶賛したほどだ。
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