「ジョブチューン」の炎上シェフはどうすればよかったのか? ホントの評判とは?

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僕に食べてみたいって気にさせない

 1月1日放送の「ジョブチューン ~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!★セブン・ファミマ・ローソンの人気商品を一流料理人がジャッジ!」(TBS系)で起こった、審査員であるシェフの炎上。シェフの店の評判はどうだったのか? シェフはどうすればよかったのか?

 番組ホームページの紹介欄には、《様々な職業の“プロフェッショナル”が、自らの“職業のヒミツをぶっちゃける”という独自のスタイルの新型職業情報バラエティ》とある。今回炎上したのは、セブンイレブン、ファミリーマート、そしてローソンというコンビニ大手3社の味を一流と呼ばれる料理人がジャッジするという企画においてだった。

 俎上にあげられたのは、ファミリーマートの「直巻和風ツナマヨネーズおむすび」。炎上することになるシェフはおにぎりを開封しものの、ビジュアルを確認したのみでおにぎりを口に入れない。

 騒然とするスタジオ。現場のアナウンサーが「食べなくても結果が出せる?」と確認すると、「はい」と答える。アナウンサーが「食べてもらってジャッジしてもらうのが番組の趣旨だ」などと食い下がると、シェフは「そこが僕の中で問題になっていて。食べたいなって気にさせない。おいしい、おいしくないというのは、まず食べてみてじゃないですか。でもこのおにぎりは、僕に食べてみたいって気にさせない」と、ついに理由を明かす。

コースが終了するまで4~5時間

 ファミリーマートの開発担当が開発をめぐる汗と涙について説明し、言葉を詰まらせると、シェフは一口だけ食べて皿に戻す。

 シェフは「不合格」とジャッジし、「ごめんなさいね」と声をかけたうえで、こう続けた。

「ビジュアルって大事じゃないですか。おいしい、おいしくないは、その後ですよね。食べてみたいという気にならないビジュアルが、僕の中でどうしても許せない、おいしいご飯って、どうなっていったらおいしいっていったら、ツヤとふっくらじゃないですか。このおにぎりは色んな出汁を使って炊いているし。だったらツナと一緒に炊くとか。油脂分がご飯に回ればツヤも出るし、マヨネーズを使うんだったらマヨネーズとツナを合わせたのをちょっとだけ中に入れるとか。1個だけ見るんじゃなく、全部トータルで見て、ちょっとずつ進めて行く方がいいのかなと思います」

 シェフのこの態度が不遜なものと捉えられ、炎上してしまったわけだ。ネット上では、シェフの店に「行ったことはないけど低評価をつける」という悪質なイタズラをする者がこのあと続出したのである。

 このツナマヨおにぎりは、ヒット商品だというから、多くの視聴者が口にしたことがあるだろうし、美味しいと思っている人も多いのは間違いない。

 それを見ただけで食べる気がしないといい、口にしたあともジャッジを変えない様を見たら、コンビニ社員はもちろん、普段食べている人にとっても気分の良いものではないだろう。そもそもコンビニのおにぎりに一体どこまでのクオリティを求めるというのか、といった疑問を持った人も少なくない。

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