「令和のイチロー」山下航汰がアマに出戻り…元プロでも簡単に活躍できない社会人野球の“厳しい現実”
フリーエージェント(FA)権を行使して他球団に移籍したのは、又吉克樹(中日→ソフトバンク)だけで静かなオフとなっているプロ野球のストーブリーグ。だが、そんな中でその去就が注目されていた選手が、「令和のイチロー」と称された元巨人の山下航汰だ。【西尾典文/野球ライター】
健大高崎から2018年の育成ドラフト1位で巨人に入団し、プロ入り1年目の7月に早くも支配下登録されると、イースタンリーグで打率.332で首位打者を獲得。ちなみに、高卒ルーキーが二軍で首位打者となるのは、イチロー(オリックス・当時の登録名は鈴木一朗)以来、史上3人目の快挙である。...