レギュラークラスは西武「金子侑司」だけ…スイッチヒッターはなぜ減ってしまったのか【柴田勲のセブンアイズ】
現在は絶滅危機
プロ野球で年々少なくなっているのがスイッチヒッター(両打ち)の選手だ。現在、セとパの両リーグ合わせて10人ほどだ。巨人・若林晃弘、中日・加藤翔平、西武・金子侑司(※1)、日本ハム・杉谷拳士、オリックス・佐野皓大、阪神・植田海らだ。レギュラークラスは金子くらいかな。
私は1962年にスイッチヒッターに転向し、63年にレギュラーになった(※2)。この成功を受けて、70年代前半からスイッチヒッターが増え始め、80年代から90年代前半にかけてピークを迎え、以後は徐々に減り、現在は絶滅危機なんて言われている。...