「正月を不倫相手と過ごしたい」夫たち 密会に成功も、自宅に帰って妻にバレた“致命的なミス”
いっそ海外へ――18歳年下の相手と高飛び不倫 隆治さん(48)のケース
年末年始、どこへ行っても人出は多いし、いっそ海外へ行ってしまえば誰にも会わないはず。そんなふうに思って不倫相手と海外へと高飛びした男性がいる。小さいながら会社を経営する秋山隆治さん(48歳)だ。
「4年前のことですけど、当時、18歳年下で26歳の真智子と友だち以上恋人未満みたいなつきあいをしていたんです。若い女性が好きなわけではないですよ。彼女は帰国子女で4カ国語をしゃべり、なおかつ大学を主席で卒業した才女。本当は仕事を手伝ってほしかったのですが、それより先に惚れてしまった。彼女は引く手あまたで、外資系企業に採用されました。僕は本気で彼女のことが好きだったから、年末年始に海外に仕事も絡めて視察旅行をしたいのだけど、一緒に行かないかと誘ったんです。もちろん費用は全部、僕がもつから通訳代わりにお願いできないかと」
才女の真智子さんは引き受けてくれた。隆治さんは見栄を張ってシングルの部屋をふたつ予約。自分が惚れていることを彼女に悟られてはいけないと感じていたという。行き先はフランスとイタリアだ。
「お金を出すから部屋は一緒でいいだろうというようなせこい人間じゃない、と彼女に思ってほしかった。彼女は現地で初めて別の部屋だと知ったんです」
フランスでは、別々の部屋のまま3日間を過ごした。朝から晩まで一緒にいて、隆治さんはますます彼女に引き寄せられていった。才覚があるのはもちろんだが、誰にでも愛想がよく、親切なのだ。彼が行きたいところは、彼女が交通手段を調べて連れていってくれた。
「彼女はスペイン語と英語に堪能なんです。フランス語は片言だと言っていましたが、それでもかなり通じていた。『ずっと一緒にいて不自由だなと思ったら、別行動の時間をとってもいいよ』と言ったら、『私は秋山さんと一緒にいるのが楽しい』なんて言ってくれて」
その後、イタリアに移動。ミラノからフィレンツェに入り、数日間を過ごす予定だったのだが、フィレンツェに着くなり、真智子さんが「ここでも別の部屋なんですか」と言い出した。予約ではそうなっていると彼が言うと、「寂しい」とつぶやく。
「これはと思い、チェックインのときにフロントにツインかダブルの部屋がないかと聞くとあるという。そちらに移りました。まさかそんな展開になるとは思っていなかったので、天にも昇る心地でした」
その晩はおいしい料理のあと、さらに今まで「ありえない」と思っていた時間を過ごした。隆治さんは、ますます「彼女の虜になった」そうだ。
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