正月気分を楽しむ「新年列車」 元日に新型列車デビュー、高校生がデザインした“寅年”ヘッドマークも

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東武鉄道

 2006年から大師線を中心に、干支にちなんだ新年ヘッドマークの掲出を開始。正月3が日を彩った。年によって伊勢崎線浅草―竹ノ塚間の元日終夜運転列車(すべて各駅停車)にも掲出された。

 2012・2013年は東京スカイツリーの公式キャラクター(ソラカラちゃん®、テッペンペン®、スコブルブル®)をデザインしたヘッドマークを掲出。また、2013年に限り、東上線の一部車両にも掲出された。

 2014年以降は大師線列車のみ掲出となり、2020年まで続く。2021・2022年は終夜運転の設定がないため、新年ヘッドマークが制作されていない。

 一方、現在も続いているのは、SL〈大樹〉の新年ヘッドマーク掲出で、2018年から始まった(注:2019年はDL〈大樹〉)。2018年はシンプルなデザインだったが、2019年から干支にちなんだものになり、新年を盛り上げている。

※SLは蒸気機関車、DLはディーゼル機関車をさす。

東京メトロ

 営団地下鉄時代の2003年元日、民営化で東京メトロになった2005年元日の終夜運転で、臨時急行〈新春ライナー荻窪〉〈新春ライナー浅草〉が銀座線浅草―丸ノ内線荻窪間で運転された。2003年は銀座線浅草―上野間の各駅に停まり、上野―丸ノ内線荻窪間は急行運転、2005年は銀座線内の各駅に停車し、丸ノ内線内は急行運転とした。

 銀座線と丸ノ内線は車両の規格、トンネルの断面が異なるため、銀座線用の01系で運転。銀座線溜池山王―丸ノ内線荻窪間は各車両に係員が立ち、停車駅では中間の乗降用ドアのみ非常用ドアコックを使い、手動で開閉した。

 その後、丸ノ内線のホームドア設置に伴い、銀座線と丸ノ内線をまたぐ旅客列車が終了した。

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